牛肉弁当（米原駅）を食べた記録

米原駅の井筒屋さんの作る牛肉弁当は、当サイト管理人が最も頻繁に食べた事のある駅弁です。会社員をしている時、新幹線を米原で下車し、駅弁を買って、京都方面の新快速に乗って、そこで駅弁を食べていました。10年～20年ほど、過去の話しです。

東海道新幹線と在来線の乗り換え改札を出てから在来線ホーム側にコンコースを進むと、このように井筒屋さんの立ち売りスタンドがあり、ここで駅弁を買うのです。当時も今も変わっておらず、とても懐かしい光景です。




当時、一番のお気に入りが湖北のおはなしで（今も同様）、その次に好きだったのが、この牛肉弁当です。近江牛とは名乗れませんが、それに極めて近い肉質の美味しい牛肉が、1000円で楽しめるのですから、安いものです。

米原駅周辺がイラストで紹介されているのも今風とは言い難く、かといってレトロという感じでもなく、この独特の不思議な雰囲気のお弁当の外観も面白いですね。この観光案内、以下の観光地が描かれていますので、書きだしてみます。訪問した事のある場所は、青い文字で記しました。

・賤ヶ岳（しずがたけ）古戦場
・渡岸寺（とうがんじ）十一面観音
・雨森の街並み
・小谷城址
・長浜城
・旧長浜駅舎
・黒壁美術館
・伊吹山
・筑摩神社鍋冠祭り
・三島池
・フジテックBig Wing
・彦根城
・キャッスルロード
・番場の忠太郎
・多賀神社
・醒ヶ井養鱒場




こう見ると、色々な見どころがあるものですね。20年前にフジテックのビッグウイングなる名所が有ったとは思えないので、時代と共にイラストも変化しているのでしょうか。

この牛肉弁当を米原駅で買って、はるばる東海道本線を上京して磐田駅で下車して、トレインビューホテルのくれたけイン磐田の部屋で食べてみた動画が、こちらになります。美味しい美味しいと言いながら食べています。井筒屋の駅弁で、不味いものなど一つもありません。

データ（2019年12月時点）
購入場所	米原駅の在来線改札内のコンコースの井筒屋の立ち売りスタンド。
購入日時	2019年12月12日のお昼ごろに購入。
価格	1000円（税込み）
ラベル表示
製造販売	株式会社井筒屋 滋賀県米原市下多良2-1 0749-52-0006 http://www.izutsuya.cc/index.htm

濃厚で旨味成分がたっぷりの牛肉に、病みつきになる事間違いなし

米原の牛肉弁当、久しぶりに開封して、胸が高鳴りましたね。ご覧のように、牛肉煮に白ごはん、そして少々のポテトサラダと漬物に茎わかめが添えられただけの、非常にシンプルな内容です。




シンプルなのは、この牛肉煮で誰もを納得させられるという勝算があるからです。もちろん、牛肉が高価なので、コストを削減するために余計なおかずを入れていないという点もあるでしょう。




でも、基本はこの牛肉の最高レベルな美味しさですよ。それだけでも牛肉の旨味成分がたっぷりなところ、更に甘くて濃厚に味付られており、そのダブルパンチにやられます。（ついでに言うと、ラベル表示を見て頂くと、余計な添加物が一切入っていないのも、美味しさの秘密だと思います。）

すき焼き風でもしぐれ煮風でもなく、米原の井筒屋でないと食べられない、独特の味だと思いますね。わずかに、B級の雰囲気も漂う味わいであるところがミソだと思います。個人的に。




ただ、今回食べた時のご飯は、やや品質に劣るものだと感じました。いつもはこんな事は無いのですけれども、ご覧の通り、美味しいとは思えない見た目にもなっています。

どうも、西日本の駅弁屋さんは白ごはんがイマイチな事がままあるので、どうにか改善して欲しいなと切に願います。井筒屋さんであってもこのような状態になるのですから、何かこのエリア独特の理由が有るのかもしれません。西日本と言っても、豊橋～松坂～米原の辺り、という事ですが。




おかずの部分もアップで。特段、何も言うべき事はありません。ひたすら牛肉が主役の駅弁ですから、この部分はそれを邪魔しないような食材であれば何でもOKでしょうか。




ご飯のところで若干苦言を呈してしまいましたが、今まで食べ続けた範囲では、特に不味いご飯に当たってことはありませんでしたから、今回はレアケースだと思います。パンと違って、ご飯は品質管理が難しいですから、稀に、こういう事はあるのかもしれません。

米原で牛肉のお弁当を買う場合は、今回ご紹介した牛肉弁当以外に、ステーキ弁当、近江牛大入飯などがあります。いずれも絶品の駅弁ですから、ぜひ食べてみて欲しいですね。