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関東鉄道の水海道付近で常総線を撮影・30年前後の昔の写真も交えてご紹介
主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は臨時快速「ムーンライトながら」を利用して出掛けた、関東鉄道の乗車&撮影記です。
水海道駅にて(2019.8.3 7:56)
今回の旅は、2ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)
⇒関東鉄道の水海道付近で常総線を撮影(←今ココ)
⇒関東鉄道竜ヶ崎線の撮影
⇒参考:関東鉄道常総線に乗車&撮影(本記事の2週間後の再訪の記録)
年々運行日数が減る印象の臨時快速「ムーンライトながら」ですが、この夏も前年夏に比べ運行日数は数日減となり上りは8月2日~18日の17日間となりました。
その一方でJR東海の在来線列車がJR西日本のネット予約サービス「e5489」により予約可能となったため、「ムーンライトながら」の指定券も駅に赴くことなく1か月前の発売日に確実に入手できるようになったことは朗報です。(JR東日本の「駅ねっと」でも予約可能ですが、JR東海管内では切符を受け取ることができません。)
今回も発売直後に満席となる金曜日(8月2日)の指定券(上り東京行)を、ネット予約で確保することができました。
臨時快速「ムーンライトながら」は185系の10連です。車両の置き換えに伴い、列車自体の存続が気懸りなところです。(沼津駅で撮影)
東京から上野経由で取手駅にやってきました。関東鉄道乗車も久々、前回乗車時は元国鉄キハ30系のキハ300等がまだ健在の頃です。現在は車両の塗色変更が進んでいるようです。関東鉄道はICカード対応ですが、全国共通利用は対象外でSUICAとPASMOのみ使用可で、我がmanaca(名古屋地区の交通系ICカード)は使用不可でした。
味わい深い駅舎が残っている稲戸井駅で下車してみました。自動改札機、自動券売機が完備された無人駅です。(2019.8.3 7:13)
稲戸井駅に到着する取手行を取手方面ホームの水海道側で撮影します。日の長い時期の早朝に順光となります。このキハ2300形は2000年から導入され、5編成10両が在籍しています。(2019.8.3 7:19)
稲戸井駅に到着する取手行を、水海道方面ホームの水海道側で撮影。こちらは午前中遅くなると完全順光になりそうです。1993年(平成5年)から導入されたキハ2100形は、関東鉄道としては30年振りの完全新製車で6編成12両が在籍しています。(2019.8.3 7:35)
全くの偶然ながら、10年前にも稲戸井駅に降り立ち、同じアングルで撮影を行っていました。車両は最後の活躍をしていた国鉄キハ35系由来のキハ350形です。車両は変わりましたが、背景の建物等は変化無さそうです。今回の旅の帰宅後、この写真を発見して驚くとともに、自分自身の変化というか進化のなさに驚きも2倍です。(2009.1.3)
稲戸井から列車で水海道に移動し、撮影活動を続行します。 水海道駅に到着。駅横には「ホテルルートイン水海道駅前」があり、かなりのトレインビューが期待できそうです。かつては構内南側に水海道機関区があり、ホテルがあるのはその跡地でしょうか。(冒頭の写真)
約30年前の水海道駅で撮影した旧加越能鉄道のキハ721です。旧国鉄キハ30系のキハ300・350形が導入される前の関東鉄道常総線は出自の異なる雑多な車両が在籍し、気動車博物館の様相を呈していました。上の写真と同じ3番ホームと思われます。(1988.6.18)
水海道駅に隣接して水海道機関区がありました。現在駅前広場やホテルがある場所でしょうか。写真の車両は、元小田急の御殿場線乗り入れ用だった1955年製のキハ752です。 (1988.6.18)
キハ701は1957年製、常総筑波鉄道時代の自社発注車です。当時は事務所で許可を得れば、構内で自由に撮影ができたおおらかな時代でした。そして車庫内は多種多様な車両が留置され、まさに宝の山でした。このキハ701は撮影の翌年に廃車となりました。(1988.6.18)
元国鉄キハ30系であるキハ300・350形により車種の統一が図られようとしていました。キハ2100形以降の新型車の投入により、キハ300・350形は姿を消しました。 (1988.6.18)
関東鉄道の一部駅にはレンタサイクルが用意されています。身分証の提示が必要ですが、鉄道利用者は無料で利用することができます。鉄道利用の撮り鉄活動には非常に有難い存在です。
現在の常総線は、日中は全線が単行運転となっていて、2連は朝晩の取手~水海道の運行が主体です。かつてラッシュ時には4連で運行されていたことを思い返すと、つくばエクスプレス開業の影響が大きいのでしょう。
このキハ2400形は2004年(平成16年)から導入され、6両が在籍しています。車両両端のドアが片開き、中央が両開きという点が特徴的、写真のキハ2405号は旧塗色を維持しています。(2019.8.3 8:31)
水海道駅から小絹駅方面へ500mほどの所にある、生涯学習センター前の踏切で撮影。非電化で複線は珍しい光景ですが、架線柱がないとすっきりと撮影することができます。 (2019.8.3 8:55)
キハ2100形の1次車は方向幕が幕式で、この編成は旧塗色という点でも貴重な存在です。上の写真も同じキハ2100形ですが、塗色の違いで印象が異なります。(2019.8.3 9:08)
取手発10時~15時台の列車は単行運転となり、朝9時頃になると2連は入庫します。車両基地のすぐ北側で撮影。(2019.8.3 9:16)
常総線の水海道車両基地は水海道駅と小絹駅の中間地点にあり、水海道駅からは約2㎞と徒歩では少々遠いため、レンタサイクルを利用して正解でした。
現在は休車となっているDD502を敷地外から眺めることができました。偶然なのかわかりませんが、障害物もなく順光で撮影することができました。(2019.8.3 9:20)
車両基地を南側の踏切から撮影します。左側の複線が本線です。水海道車両基地はそれまで水海道駅構内にあった水海道機関区を移設する形で、1992年(平成4年)に開設されました。(2019.8.3 10:08)
南側の敷地外から撮影会のような光景を撮ることができました。(2019.8.3 10:11)
1982年(昭和57年)から1984年(昭和59年)に国鉄キハ20系の機器を流用して製造されたキハ0形は8両在籍しています。本日は残念ながら運転されていませんでしたが、平日には稼働するのでしょうか。(2019.8.3 10:07)
キハ006の編成です。敷地外の道路から留置中の車両を眺めることができました。
水海道駅で撮影したキハ310形(左)とキハ0形です。キハ0形は塗色と冷房化以外に変化はなさそうですが、キハ310形は後にキハ0形同様の前面スタイルに改造されました。 (1988.6.18)
現在のキハ310形です。国鉄キハ10系の機器を流用して製作され、1977年(昭和52年)から1979年(昭和54年)に入線しました。8両のうち4両が廃車となっています。
水海道駅で購入した鉄コレです。既に廃車となったキハ310形の復刻塗装車です。一般流通品に対して方向幕等が異なり、「ワンマン表示なし」の「下館」行となっています。これは現地に赴いて購入する価値があります!
水海道駅では各種グッズが販売されています。キハ2100形とキハ310形の鉄コレは、いずれも方向幕等が一般流通品とは異なるオリジナル品です。
まだ少し時間があるので、車両基地の近くで撮影活動を実施します。
車両基地から更に南へ300m、常総バイパス近くの小道から撮影活動を行います。奥が車両基地方面で、手前に常総バイパスの高架橋があります。本日は猛暑日となり、木陰が有難いです。
水海道方面の下り列車は後追いが順光となります。結構スピードがあるので要注意です。 (2019.8.3 9:37)
派手なラッピングのキハ2201号です。キハ2200形は1997年から導入され、現在は4両在籍しています。当初は水海道~下館間で運用されていましたが、取手~水海道間の日中の列車が単行となった現在は全線で運用されています。(2019.8.3 9:55)
キハ2402の単行列車に乗って水海道から取手へ戻ってきました。ここから常磐線に乗り換えて竜ケ崎線へ向かいます。
⇒次:関東鉄道竜ヶ崎線の撮影
水海道駅にて(2019.8.3 7:56)
今回の旅は、2ページに分けて掲載しています。お好みのところをご覧頂ければと思います。(もちろん、それぞれをお読みいただけますと嬉しく思います。)
⇒関東鉄道の水海道付近で常総線を撮影(←今ココ)
⇒関東鉄道竜ヶ崎線の撮影
⇒参考:関東鉄道常総線に乗車&撮影(本記事の2週間後の再訪の記録)
稲戸井(いなとい)駅で関東鉄道常総線を撮影
年々運行日数が減る印象の臨時快速「ムーンライトながら」ですが、この夏も前年夏に比べ運行日数は数日減となり上りは8月2日~18日の17日間となりました。
その一方でJR東海の在来線列車がJR西日本のネット予約サービス「e5489」により予約可能となったため、「ムーンライトながら」の指定券も駅に赴くことなく1か月前の発売日に確実に入手できるようになったことは朗報です。(JR東日本の「駅ねっと」でも予約可能ですが、JR東海管内では切符を受け取ることができません。)
今回も発売直後に満席となる金曜日(8月2日)の指定券(上り東京行)を、ネット予約で確保することができました。
臨時快速「ムーンライトながら」は185系の10連です。車両の置き換えに伴い、列車自体の存続が気懸りなところです。(沼津駅で撮影)
東京から上野経由で取手駅にやってきました。関東鉄道乗車も久々、前回乗車時は元国鉄キハ30系のキハ300等がまだ健在の頃です。現在は車両の塗色変更が進んでいるようです。関東鉄道はICカード対応ですが、全国共通利用は対象外でSUICAとPASMOのみ使用可で、我がmanaca(名古屋地区の交通系ICカード)は使用不可でした。
味わい深い駅舎が残っている稲戸井駅で下車してみました。自動改札機、自動券売機が完備された無人駅です。(2019.8.3 7:13)
稲戸井駅に到着する取手行を取手方面ホームの水海道側で撮影します。日の長い時期の早朝に順光となります。このキハ2300形は2000年から導入され、5編成10両が在籍しています。(2019.8.3 7:19)
稲戸井駅に到着する取手行を、水海道方面ホームの水海道側で撮影。こちらは午前中遅くなると完全順光になりそうです。1993年(平成5年)から導入されたキハ2100形は、関東鉄道としては30年振りの完全新製車で6編成12両が在籍しています。(2019.8.3 7:35)
全くの偶然ながら、10年前にも稲戸井駅に降り立ち、同じアングルで撮影を行っていました。車両は最後の活躍をしていた国鉄キハ35系由来のキハ350形です。車両は変わりましたが、背景の建物等は変化無さそうです。今回の旅の帰宅後、この写真を発見して驚くとともに、自分自身の変化というか進化のなさに驚きも2倍です。(2009.1.3)
水海道(みつかいどう)駅で関東鉄道常総線を撮影
稲戸井から列車で水海道に移動し、撮影活動を続行します。 水海道駅に到着。駅横には「ホテルルートイン水海道駅前」があり、かなりのトレインビューが期待できそうです。かつては構内南側に水海道機関区があり、ホテルがあるのはその跡地でしょうか。(冒頭の写真)
約30年前の水海道駅で撮影した旧加越能鉄道のキハ721です。旧国鉄キハ30系のキハ300・350形が導入される前の関東鉄道常総線は出自の異なる雑多な車両が在籍し、気動車博物館の様相を呈していました。上の写真と同じ3番ホームと思われます。(1988.6.18)
水海道駅に隣接して水海道機関区がありました。現在駅前広場やホテルがある場所でしょうか。写真の車両は、元小田急の御殿場線乗り入れ用だった1955年製のキハ752です。 (1988.6.18)
キハ701は1957年製、常総筑波鉄道時代の自社発注車です。当時は事務所で許可を得れば、構内で自由に撮影ができたおおらかな時代でした。そして車庫内は多種多様な車両が留置され、まさに宝の山でした。このキハ701は撮影の翌年に廃車となりました。(1988.6.18)
元国鉄キハ30系であるキハ300・350形により車種の統一が図られようとしていました。キハ2100形以降の新型車の投入により、キハ300・350形は姿を消しました。 (1988.6.18)
水海道付近で関東鉄道常総線を撮影
関東鉄道の一部駅にはレンタサイクルが用意されています。身分証の提示が必要ですが、鉄道利用者は無料で利用することができます。鉄道利用の撮り鉄活動には非常に有難い存在です。
現在の常総線は、日中は全線が単行運転となっていて、2連は朝晩の取手~水海道の運行が主体です。かつてラッシュ時には4連で運行されていたことを思い返すと、つくばエクスプレス開業の影響が大きいのでしょう。
このキハ2400形は2004年(平成16年)から導入され、6両が在籍しています。車両両端のドアが片開き、中央が両開きという点が特徴的、写真のキハ2405号は旧塗色を維持しています。(2019.8.3 8:31)
水海道駅から小絹駅方面へ500mほどの所にある、生涯学習センター前の踏切で撮影。非電化で複線は珍しい光景ですが、架線柱がないとすっきりと撮影することができます。 (2019.8.3 8:55)
キハ2100形の1次車は方向幕が幕式で、この編成は旧塗色という点でも貴重な存在です。上の写真も同じキハ2100形ですが、塗色の違いで印象が異なります。(2019.8.3 9:08)
取手発10時~15時台の列車は単行運転となり、朝9時頃になると2連は入庫します。車両基地のすぐ北側で撮影。(2019.8.3 9:16)
水海道車両基地周辺を徘徊・撮影
常総線の水海道車両基地は水海道駅と小絹駅の中間地点にあり、水海道駅からは約2㎞と徒歩では少々遠いため、レンタサイクルを利用して正解でした。
現在は休車となっているDD502を敷地外から眺めることができました。偶然なのかわかりませんが、障害物もなく順光で撮影することができました。(2019.8.3 9:20)
車両基地を南側の踏切から撮影します。左側の複線が本線です。水海道車両基地はそれまで水海道駅構内にあった水海道機関区を移設する形で、1992年(平成4年)に開設されました。(2019.8.3 10:08)
南側の敷地外から撮影会のような光景を撮ることができました。(2019.8.3 10:11)
1982年(昭和57年)から1984年(昭和59年)に国鉄キハ20系の機器を流用して製造されたキハ0形は8両在籍しています。本日は残念ながら運転されていませんでしたが、平日には稼働するのでしょうか。(2019.8.3 10:07)
キハ006の編成です。敷地外の道路から留置中の車両を眺めることができました。
水海道駅で撮影したキハ310形(左)とキハ0形です。キハ0形は塗色と冷房化以外に変化はなさそうですが、キハ310形は後にキハ0形同様の前面スタイルに改造されました。 (1988.6.18)
現在のキハ310形です。国鉄キハ10系の機器を流用して製作され、1977年(昭和52年)から1979年(昭和54年)に入線しました。8両のうち4両が廃車となっています。
水海道駅で購入した鉄コレです。既に廃車となったキハ310形の復刻塗装車です。一般流通品に対して方向幕等が異なり、「ワンマン表示なし」の「下館」行となっています。これは現地に赴いて購入する価値があります!
水海道駅では各種グッズが販売されています。キハ2100形とキハ310形の鉄コレは、いずれも方向幕等が一般流通品とは異なるオリジナル品です。
車両基地から南に移動したエリアで撮影
まだ少し時間があるので、車両基地の近くで撮影活動を実施します。
車両基地から更に南へ300m、常総バイパス近くの小道から撮影活動を行います。奥が車両基地方面で、手前に常総バイパスの高架橋があります。本日は猛暑日となり、木陰が有難いです。
水海道方面の下り列車は後追いが順光となります。結構スピードがあるので要注意です。 (2019.8.3 9:37)
派手なラッピングのキハ2201号です。キハ2200形は1997年から導入され、現在は4両在籍しています。当初は水海道~下館間で運用されていましたが、取手~水海道間の日中の列車が単行となった現在は全線で運用されています。(2019.8.3 9:55)
キハ2402の単行列車に乗って水海道から取手へ戻ってきました。ここから常磐線に乗り換えて竜ケ崎線へ向かいます。
【乗車データ】 ・ 名古屋23:20→東京5:05 モハ184-232 10両 快速「ムーンライトながら」 ・東京5:52→上野5:59 モハE232-79 11両 ・上野6:04→取手6:43 サハE531-21 10両 ・取手6:58→稲戸井7:10 キハ2109 2両 ・稲戸井7:37→水海道7:55 キハ2310 2両 ・水海道10:37→取手11:06 キハ2402 1両? ・取手11:13→佐貫11:21 クハE531-1002 15両 |
⇒次:関東鉄道竜ヶ崎線の撮影