熊本電鉄を撮影(旧国鉄バス日肥線とくま川鉄道の旅その5)

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旧国鉄バス日肥線とくま川鉄道の旅(5)・・・熊本電鉄を撮影

主に青春18きっぷを利用した「駅弁」と少し「呑み鉄」、そして時々「撮り鉄」の旅を名古屋からお届けします。今回は旧国鉄バス日肥線をたどる宮崎~西都~村所~湯前~人吉の旅です。

今回の旅のコンテンツは、以下のページに分けて掲載しています。ご興味のあるところをクリックして頂き、お読みくださいませ。

⇒その1:日田彦山線と平成筑豊鉄道に乗車
⇒その2:旧国鉄バス日肥線をたどる令和版路線バスの旅
⇒その3:くま川鉄道に乗車・12年前の姿も
⇒その4:2011年・肥薩線の思い出
⇒その5:熊本電鉄を撮影(このページ)

高速バス「なんぷう号」
宮崎発熊本行「なんぷう号」です。宮原サービスエリアで休憩中です。





人吉から熊本まで高速バスで移動


人吉での活動後は高速バスで熊本へ向かいます。人吉を起終点とする高速バスは数年前に廃止されてしまったので、福岡・熊本~宮崎・鹿児島等の高速バスを利用することになります。

今回は人吉駅前から路線バスに乗り、人吉インター乗降口バス停で下車し、熊本行の高速バスに乗車しました。人吉駅前から人吉インター乗降口まで直線距離約1.6㎞で歩けないことはなく、くま川鉄道相良藩願成寺駅からは約700mと案外便利です。

乗車したバスは後部にお手洗付き、人吉からは10名ほどが乗車し、窓側座席が埋まる程度の乗客数でした。2016年に、肥薩線八代~人吉温泉間の優等列車は一旦全て廃止されたものの、翌2017年には観光列車を使用した特急「かわせみやませみ」「いさぶろう」「しんぺい」計4往復が復活しています。

特急列車の熊本~人吉間の所要時間は1時間40分前後、これに対して今回乗車した高速バスも熊本桜町バスターミナルまでの所要時間は1時間38分(実際は10分程度遅延)で、所要時間的には互角の勝負だったようなので、是非とも列車の運行再開を期待したいです。

宮原サービスエリアの人吉駅弁
宮原サービスエリアでは人吉駅弁が販売されていました。最近では熊本駅でも売られているようで、嬉しい限りです。しかし本日は栗めしを朝食でいただいたばかり、鮎ずしも入手済みです。

人吉の鮎ずし
人吉で購入した「鮎ずし」は、後ほど夕食としていただきました。





熊本電鉄の撮影


熊本桜町バスターミナルから路線バスに乗り、城北校前バス停で下車。約300mの場所で熊本電鉄を撮影すべく活動を開始します。

元都営地下鉄の6000形
生憎の雨模様ですが、残り2編成となった元都営地下鉄の6000形が撮影でき満足です。ただし晴天なら順光となる予定でしたが。 (2023.2.13 12:53)

6000形
さらに「鉄運」のいいことに、もう1編成の6000形も撮影することができました。近日中に静岡鉄道から1編成が導入される見込みとのこと、6000形の更なる引退も確実でしょう。活動後は、ここから約300mのところにある堀川駅に向かいます。(2023.2.13 13:23)

御代志駅
堀川駅から電車に乗り終点の御代志駅にやってきました。御代志駅付近の線路は区画整理事業の一環として昨年(2022年)10月に移設され、駅舎とホーム、そして駅前広場も新設されました。ホーム以外は何もなかった従来の御代志駅に対し、面目を一新しました。

御代志駅に停車中の6000形電車
御代志駅に停車中の6000形電車。ホームは2面2線構造ですが、現在は1面1線のみの使用です。

藤崎宮前~黒髪町間で撮影
定番の藤崎宮前~黒髪町間でも撮影します。午後は逆光となるので、生憎の雨天も幸いといったところでしょうか。(2023.2.13 14:57)





懐かしの熊本電鉄


個性豊かな電車が魅力的な熊本電気鉄道へは、過去に何回か訪問しています。

5000形5101A号
5000形は最後まで残った5101A号が2016年まで運行されました。(2011.5.20 北熊本)

元南海電鉄の200形
元南海電鉄の200形は、この写真撮影直後の2019年7月で引退しました。 (2019.6.2 北熊本)





熊本城見物


2016年(平成28年)の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城は現在も復興工事中のようですが、大天守閣は2021年から公開されており、本日は夕方近くになって雨も上がったこともあり見物に行くことにしました。


行幸坂をのぼり南口券売所から入場、特別見学通路を進みます。飯田丸五階櫓は石垣の積み直し工事中で来年完成予定、その後4~5年かけて櫓を再建するそうです。


公式ホームページからお借りした被災直後の飯田丸五階櫓の写真です。 石垣の一部で建物を支えているというかなり衝撃的な写真でした。


1989年に復元された数寄屋丸二階御広間は地震により石垣の一部が崩れ、建物自体も崩壊しないか心配です。この数寄屋丸二階御広間も数年後には一旦解体のうえ、復元されるそうです。


2021年6月から一般公開されている大天守閣と小天守閣です。この日も平日ながら海外の方を含め観光客で賑わっていました。


二の丸広場より眺めた(左から)宇土櫓、小天守閣、大天守閣です。見事な光景です。 熊本城創建時(慶長年間:1596~1614年)から残る宇土櫓ですが、その石垣は地震の影響で一部に膨らみが生じていて、櫓を一旦解体して修復する可能性もあるそうです。そして熊本城全体の復旧工事完成は2052年とのこと、その時私は83歳となり…ちょっと気が遠くなるものの、何とか再訪したいです。

あそ熊本空港のフジドリームエアラインズ
今回は、あそ熊本空港より飛行機(フジドリームエアラインズ)で名古屋へ帰りました。フライト自体は快適でしたが、空港へのアクセスが不便で、熊本はバスの所要時間が長く、名古屋側はバス便が少なく結構な待ち時間があったことから、新幹線利用と所要時間は変わらなかった印象です。具体化しつつある熊本空港連絡鉄道も早期実現を切望します。


2025年(令和7年)度中と予定される、くま川鉄道全線復旧の暁には是非とも訪問し、球磨焼酎とともに乗り鉄の旅を楽しみたいです。 それに先立ち、本年(2023年)7月15日には南阿蘇鉄道が全線復旧するとのこと、しばらくは熊本通いが続きそうです。


【乗車記録】

・人吉駅9:30→人吉インター乗降口9:51・・・九州産業交通バス
・人吉インター10:03→桜町バスターミナル11:41・・・宮崎交通バス「なんぷう」
・桜町バスターミナル12:00→城北校前12:28・・・熊本電鉄バス
・堀川13:38→御代志13:51・・・熊本電鉄
・御代志14:11→藤崎宮前14:37・・・熊本電鉄
・三軒町15:22→市役所前15:35・・・熊本電鉄バス
・桜町バスターミナル17:12→あそ熊本空港18:03 
・九州産業交通バス 熊本空港19:55→名古屋空港21:15・・・FDA
・名古屋空港21:50→名古屋駅22:30・・・あおい交通バス


(今回の旅はこれでオシマイ)


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